« ワイエスと先生 | トップページ | 氷壁 »

米原のこと

yonecam石垣島の北部、米原でキャンプしたのはもう5年も前のこと。
その前年も米原でキャンプをし、楽しい思い出につつまれながら再びここに戻ってきた。多くの一人旅キャンパーがこの米原を目指す理由は、ここに3日滞在しただけでわかった。
いちゃりばちょーでー、まさにその雰囲気がこのキャンプサイトにはあった。スーパーも遠いしスコールも降る、砂地のサイトは撤収するのも面倒だけど、不思議と旅人みんなが大きな家族みたいに温かい気持ちになって助け合い、楽しみ合う。旅をしてるとそんなことはたまにあるのだけど、その確率が高い、希有なキャンプ場ということなのだろう。
その上、目の前には珊瑚の美しい海。朝起きてご飯を食べて、海に入り、木陰でハンモックに揺られて昼寝。海から吹く風はこの上なく気持ちいい。米原で生活する全てが心地よかった。これは米原でキャンプした人にしか解らないことだと思っている。

そんな米原が今、ヤマトの力で消滅しそうになっている。
大和ハウスの大型リゾート計画が進んでいるという。ホテルやコテージなど大きな建物が立つということで、なんと地上13階、地下2階。予想図を見ると違和感を感じざるを得ない。
掲示板でも書いたが、基本的に旅行者である私は、気分で旅先のことを「こうあればいい」などと言うのは無責任で、勝手な言い草だと考えている。旅人には興ざめなことでも、地元の人が必要なものは作らなければならないと思う。でも最近の八重山のリゾート開発には首を傾げるものが多い。美しい自然を簡単に見たい為に、多くの自然を壊すなんて、健康の為なら死んでもいいというバカバカしい発想と同じではないのか。何百年もかけて作られた生態系や珊瑚礁、ずっと美しいままで保たれた海を壊すのは、悲しいかな一瞬でできてしまう。

どこでもいい、自分の大好きなビーチの横に大型ホテルが立つことが、どんなに悲しいことか想像すればすぐわかることなのに。
そして、自然に弄ばれながらも、その美しさや豊かさを享受できる喜びを与えてくれるキャンプ。自然に対して謙虚でいられるキャンプの旅を、私達のずっとずっと下の世代にも楽しんで欲しい。
各地の大型リゾート開発で、そんな素朴な旅を楽しめる場所が少なくなっていくのが悲しい。

banner_s

「米原リゾート海岸開発計画の抱える問題」
http://www.janjan.jp/area/0512/0512266954/1.php

|

« ワイエスと先生 | トップページ | 氷壁 »

」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
米原のエントリを拝見しました。
反対運動に関わっているものとして心強く思いました。

実はお知らせとお願いがあります。
せっかくリンクバナーを張っていただいているのですが、
URLが変更になりました。
新しいURLは
http://www.save-yonehara.org/
です。
お手数ですが、リンクの変更をお願いいたします。

投稿: だんな | 2006.05.30 23:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/148379/8131080

この記事へのトラックバック一覧です: 米原のこと:

« ワイエスと先生 | トップページ | 氷壁 »